韓国検察 八百長疑惑で韓国LG投手を拘束

[ 2012年2月28日 19:39 ]

拘束された韓国プロ野球LGの金聖賢投手=2011年8月

 韓国プロスポーツ界の八百長事件を捜査中の大邱地検は28日、プロ野球LGの金聖賢投手(23)がブローカーからの依頼で故意に四球を与えて礼金を受け取っていたとして、国民体育振興法違反容疑で拘束した。LGの別の投手(26)にも同じ疑いがあるとみて捜査している。韓国メディアが報じた。

 金投手は、25日に逮捕されたブローカー(26)からの依頼で、別球団のネクセンに所属していた昨年、2度にわたって試合の一回に故意に四球を与え、1度につき少なくとも300万ウォン(約21万円)を受け取った疑いが持たれている。

 ブローカーは違法賭博サイトで「一回に四球が出る」ことに賭け、もうけた金の一部を金投手に渡していたもよう。疑いが持たれている別のLG投手にも2度依頼したと供述しているという。

 一連の八百長問題では、バレーボール男子プロリーグの4選手が永久追放されるなど影響が広がっている。大邱地検はバレーボールの事件で逮捕した関係者の証言から金投手の事件に着手しており、賭博サイトに絡んだ八百長が各種競技に広がっている疑いがある。(共同)

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2012年2月28日のニュース