原監督 村田に来季30発、100打点のノルマ設定

[ 2011年12月14日 06:00 ]

入団会見で原監督(左)に帽子をかぶせてもらう村田

 横浜からFA権を行使して巨人入りした村田修一内野手(30)が13日、都内ホテルで入団会見を行った。契約金、年俸合わせて2年総額6億円、背番号は25。同席した原辰徳監督(53)は期待の和製大砲に30本塁打、100打点の来季ノルマを設定した。

 「チームに貢献するために打点は必要だと思いますし、打点と出塁率を考えて…」と慎重な口ぶりだった村田を原監督がいきなり遮った。「打点は100を狙うそうです」。さらに「ホームランは30本。これは狙うそうです」と強制的に公約。すると村田も「打点を稼ぐ上では本塁打が最高の結果。そういう意味ではたくさん本塁打が打てれば100打点いく。来年は30本打ちたい」と男らしく言い切った。

 優勝を争える環境を求めて巨人移籍を決断した。原監督は3番長野、4番阿部、5番村田の構想を明かすとともに「世界一を獲得した4番打者として、私との相性は非常にいいと思うし、運命的なものを感じている」。09年の第2回WBCでは監督、選手の関係で世界一連覇に輝いたが、村田は2次ラウンドで右太腿裏肉離れにより離脱。胴上げに参加できなかっただけに「今回はぜひとも原監督を胴上げしたい」と果たせなかった原監督の胴上げを誓った。

 巨人カラーのオレンジ色のネクタイを締めて臨んだ入団会見。大学時代から交際していた夫人が、プロ入り前に初めて買ってくれたネクタイだが「嫁が9年後を狙って買ってくれたと」と笑いを誘った。男・村田が新天地でスタートを切った。

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2011年12月14日のニュース