DeNA OBのデニー友利氏が1軍投手コーチ就任

[ 2011年12月14日 06:00 ]

 DeNAの1軍投手コーチとして横浜、西武などでプレーしたデニー友利氏が就任することが13日、分かった。

 デニー氏は沖縄・興南から86年ドラフト1位で大洋(現DeNA)に入団。その後、西武、横浜、中日などでプレーし、07年に現役を引退した。

 16年間の通算成績は399試合に登板して18勝29敗30セーブ、防御率3・89。西武時代から松坂(現レッドソックス)ら若手投手の兄貴分として慕われるなど人望も厚く、引退後の08年にはレッドソックスで国際担当顧問兼巡回コーチを務めるなど、米球界事情にも明るい。日本球界でコーチを務めるのは初めてで、8年ぶりに古巣に復帰する形となる。

 今季で4年連続最下位のDeNAは、投手陣の立て直しが最大の課題。防御率もリーグワーストの3・87で、三浦、高崎の5勝がチーム勝ち頭だった。デニー氏は現役時代、上手投げからサイドスローに転向。先発だけでなく中継ぎ、抑え役とさまざまなシチュエーションでの登板があり指導者としてもその経験が生きるのは間違いない。ブルペン担当は今季に続いて木塚敦志投手コーチ(34)が務める予定で、投手陣再建へデニー氏の手腕に大きな期待がかかる。

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2011年12月14日のニュース