棺には愛用ブラシにガウン ファンから思い出の入場券も

[ 2011年11月30日 06:00 ]

近鉄の球団旗に見送られながら出棺

西本幸雄氏葬儀・告別式

 西本さんの棺の中には、髪を整えていた愛用のブラシ、長女・由実さん、次女・都さん姉妹からプレゼントされ最期の時に着ていたガウン、梨田昌孝氏の幸斗子夫人が四国八十八ケ所を巡礼した際の「印譜」の布などが納められた。

 また、熱心なファンから届けられた品も西本氏とともに天国へ旅立った。阪急が初優勝を決めた1967年10月1日、阪急―東映戦(西京極)の入場券だ。当日は試合後、感極まったファンがグラウンドになだれ込み、ナインとともに指揮官を胴上げした。その際「私、スパイクのあたりを持っていましたんや」という熟年の男性ファンが、「ぜひご遺族に」とチケットを寄贈。由実さんと都さんは「ファンの方々の思いを代表して、ご一緒に」との思いから棺に納めた。

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2011年11月30日のニュース