星野監督 観客動員アップへ選手に名刺!「意識は大事」

[ 2011年11月30日 06:00 ]

仙台空港から飛行機で大阪に向かう楽天・星野監督

 「はじめまして、楽天イーグルスの○○です!」――。楽天が来季に観客動員数を伸ばすため、選手に「名刺」を持たせるプランを検討している。

 大阪行きの飛行機を待つ仙台空港。就任2年目となる来季に優勝を狙う星野監督は選手のモチベーションに直結する観客動員について問われ「客を呼ぶのはわれわれの使命。“営業”と言えばいやらしいが意識は大事。選手、裏方も含め、みんなで声を掛ければ相当な数になる」とナインらに「営業マン」となることを命じた。

 営業マンの必須アイテムといえば名刺だ。今オフは山崎が退団し、岩隈も米国移籍が濃厚。全国的な知名度があるのは田中ぐらいで球団関係者は「一つの案としてあるのは名刺。顔を売りやすい」と話す。来季は球団創設8年目で初の本拠地・Kスタ宮城で開幕戦も開催される。選手が全国各地で足を運ぶ飲食店などで名刺を配れば最強の「営業活動」となる。

 今季は東日本大震災の影響で開幕当初は主催試合の球場が変更になるなど営業活動も困難だったが、星野監督は人脈を駆使して年間シートの売り上げに貢献。1試合平均の観客動員数もCSに出場した09年以来、2度目の1万6000人超えを果たした。星野楽天の真価が問われる2012年。1枚の名刺が何人ものファンを呼び、チームを後押しするかもしれない。

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2011年11月30日のニュース