DeNA参入を承認へ 1日にオーナー会議

[ 2011年11月30日 22:09 ]

 プロ野球は12月1日の臨時実行委員会とオーナー会議で、TBSホールディングス(HD)から横浜ベイスターズの買収を決めた交流サイト運営大手、ディー・エヌ・エー(DeNA)の球界参入を承認する見通しであることが30日、複数の関係者の話で分かった。正式承認されれば2004年オフにソフトバンクが福岡ダイエーホークスを買収して以来の球団譲渡となる。

 東京都内で開かれたセ、パ各リーグの理事会で、横浜が属するセは参入を認める見解で一致。パは楽天が事業の健全性や法令順守について提起した問題点などを協議したが、少なくとも4球団が賛成に回る情勢となっている。

 球団譲渡の承認にはオーナー会議で4分の3以上の賛成が必要となる。理事会後の12球団代表者会議では議決対象を全球団とするか、当事者の横浜を除いた11球団とするか議論したが結論は出なかった。12月1日の臨時実行委で加藤良三コミッショナーに判断を一任することになった。

 2度のヒアリングを受けたDeNAの春田真会長は東京都内で「ご理解いただけているのではないか」と参入への自信を示した。球団人事も同時に進めているが「残念な結果になった場合(選手やファンなどの)みなさんに申し訳ない」と不安な胸中ものぞかせた。1日はオーナー会議での追加の質問に備えて待機し、会議終了後には記者会見を予定している。

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2011年11月30日のニュース