新人王牧田 「言葉が出ないくらいのうれしさ」…西武では松坂以来

[ 2011年11月30日 17:50 ]

パ・リーグの新人王に選ばれ、記者会見する西武の牧田和久投手

 西武では1999年の松坂(レッドソックス)以来の受賞となった。普段の冷静さは崩れなかったが、牧田は「言葉が出ないくらいのうれしさ」と喜びをかみしめた。

 開幕前は斎藤(日本ハム)や同僚の大石が注目されていた。社会人出身の27歳は「周りを気にせずにやった。ローテーションで回るつもりでやっていこう」と自分の調整に集中したという。

 開幕から先発枠を勝ち取り、交流戦後は抑えに回った。タフな場面でも動じず、チームトップの55試合に登板。最下位から最後は3位に滑り込んだチームに貢献した。

 来季から先発に戻ることが決まっており、2桁勝利を目標に定める。下手投げとしてはチームの大先輩の松沼博久が新人王になった例はあるが、球界では珍しいタイプの投手の受賞に「アンダースローでもここまでできるのを証明できた。もっと増えてくれればいい」と胸を張った。

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2011年11月30日のニュース