今度はベストナイン 宮本また最年長記録塗り替えた

[ 2011年11月29日 06:00 ]

40歳11カ月でベストナインを初受賞したヤクルト・宮本

 またも最年長記録を塗り替えた。三塁手部門で選出されたヤクルトの宮本は「(08年に遊撃から)三塁に行った時点で打つ人が多いので、まさか獲れると思っていなかった。素直にうれしい」と喜んだ。

 40歳11カ月(11月1日時点)での受賞は、08年の金本知憲(阪神)の40歳7カ月を更新するセ・リーグ最年長記録。初受賞としても、55年の戸倉勝城(阪急)と並ぶ最年長タイとなった。今季は攻守でチームに貢献。リーグ3位の打率・302、守備でも三塁手で歴代最高守備率・997をマークした。打点王を獲得した阪神・新井を差し置いての受賞に「チームの順位が加味されたと思う」と謙虚に話した。

 ゴールデングラブ賞の三塁手部門でも最年長受賞を飾ったが、2年契約最終年の来季については「最後だと思ってやる」と背水の陣を敷く。期待のルーキー・山田を来年1月の自主トレ(愛媛県松山市)に同行させるなど若手育成にも着手するが、「(自分の成績が)悪ければ辞めるというスタンス」と一選手として向上心をにじませた。

 ▼中日・吉見 来年もケガをすることなく、チームに貢献できるように頑張りたい。

 ▼巨人・阿部 存在感のある谷繁さんらがいる中で選出されたことは光栄です。

 ▼広島・栗原 他の賞とは違い、ベストナインは特別な感じがします。

 ▼阪神・平野 外野と併用だったので、頂けると思わなかった。

 ▼阪神・鳥谷 個人成績はチームの成績があってのもの。来年、チームが勝った中でまた獲りたい。

 ▼ヤクルト・青木 チームの勢いに助けられたシーズンでもあった。

 ▼巨人・長野 素晴らしい外野手が数多くいる中で選出していただきありがたく思います。

 ▼阪神・マートン この賞は3月11日に起こった悲しい出来事に直接的、また間接的に被害を受けた東北地方、その他の地域の方々にささげたいと思います。

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2011年11月29日のニュース