巨人退団の高橋信 オリックス決定「岡田監督の下で」

[ 2011年11月29日 06:00 ]

5月に清武球団代表(右)と入団会見を行った高橋信だが、新天地にオリックスを選んだ

 巨人を退団した高橋信二内野手(33)がオリックス移籍の意思を固めたことが28日、分かった。

 広角に打てる高い技術と長打を兼ね備えた強打者は、数球団から獲得の打診を受けた。そんな中で「自由契約になって一番早く手を挙げてくれたのがオリックス。熱意も凄く伝わってきた。岡田さんの下で野球をやりたいという気持ちが強い」と親しい関係者に話している。12月2日に公示される保留者名簿から外れるのを待って、入団は正式発表される。

 09年に日本ハムの4番で打率・309、75打点をマークし、リーグ優勝に貢献。その実力は高く評価されており、今回の移籍志願を経ての巨人退団も強い覚悟の表れといえた。「獲っていただく球団があるだけでもありがたい。チームのために、どのポジションでも何でもやるつもりです」と高橋信。不退転の決意で、プロ16年目の来季にもう一度大きな花を咲かせる。

 ◆高橋 信二(たかはし・しんじ)1978年(昭53)8月7日、岡山県生まれの33歳。津山工3年夏は県大会3回戦で敗退するなど甲子園出場はなし。96年ドラフト7位で日本ハム入団。03年にレギュラーに定着して捕手ではリーグ2位の12本塁打を記録。翌04年は自己最多の26本塁打を放った。今年5月に金銭トレードで巨人に移籍し、27試合で打率.182、0本塁打、3打点。1メートル82、82キロ。右投げ、右打ち。

続きを表示

2011年11月29日のニュース