松井FA交渉本格化 ア軍残留に加え新たな移籍先も

[ 2011年11月29日 06:00 ]

 アスレチックスからFAとなった松井を含めたFA市場がいよいよ動きだす。米国内で24日(日本時間25日)の感謝祭から続いていた連休が明ける28日(同29日)から、各球団はFA選手への本格交渉を開始。米メディアも「感謝祭が終わり、市場が一気に動く」と予測した。

 松井の代理人を務めるアーン・テレム氏も各球団の意識調査を開始する。DHのFA市場は、目玉のオルティス(今季レッドソックス)すら移籍先が決まっていないが、市場が動き始めればオルティス争奪戦に敗れた球団が松井獲りに参戦してくることが予想される。オルティスにオファーを出しているオリオールズのダン・デュケット編成責任者も「マツイは8人いるDH候補の一人」と発言。テレム氏は来月5日(同6日)から始まるウインターミーティングでも各球団GMと積極的に接触を図るつもりだ。

 ア軍は松井に再オファーを出すことは濃厚だが、サンノゼへの本拠地移転問題などを抱えて本格交渉の見通しは立っていないが現状だ。テレム氏が対抗馬を見つければ、ア軍サイドとの交渉にも変化が生まれる。10月30日にFAとなって約1カ月。ようやく松井の所属先探しが動きだす。

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2011年11月29日のニュース