イチロー“天敵”に泣く 大きく外れた球がストライク

[ 2011年9月12日 06:00 ]

<マリナーズ・ロイヤルズ>9回、空振り三振を喫したイチロー

ア・リーグ マリナーズ2―4ロイヤルズ

(9月10日 シアトル)
 マリナーズ・イチローが「天敵」に泣かされた。4安打した前夜から一転、今季2度目の1試合3三振で4打数無安打。相手先発のポーリーノ以上に、ブライアン・ルンギ球審に苦しめられた。

 2年前、日米通じて初の退場処分を宣告された因縁の相手。初回はフルカウントからタイムを要求したが認められず、中途半端なスイングで三直に倒れた。6回には外角高めに大きく外れたように見えた球に見逃し三振だ。09年9月26日のブルージェイズ戦。イチローは外角球の判定にバットでベースの外側をなぞり、侮辱行為として退場処分になった。この日はルンギ球審に目も向けず、あきれ顔でベンチへ。11年連続200安打へは残り17試合で33本とさらに厳しくなった。

 チームの16三振のうち8個が見逃し。エリク・ウェッジ監督も「球審にも、あまりにも多く手を上げられてしまった」と皮肉を込めて話した。

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2011年9月12日のニュース