初対戦でも初球打ち　イチロー「そんなこと言えるわけないじゃん」

ロイヤルズ戦の８回、右翼線に適時二塁打を放つマリナーズのイチロー

マリナーズ１―２ロイヤルズ

　マリナーズのイチロー外野手は１１日、シアトルでのロイヤルズ戦に「１番・右翼」で出場し、４打数１安打１打点だった。内容は左邪飛、二ゴロ、二ゴロ、右翼線二塁打（打点１）で打率は２割７分５厘。チームは１―２で敗れた。

　イチローは８回の４打席目に右翼線への適時二塁打を放った。右腕ホランドが投じた初球を完璧に捉えたライナーだった。

　初対戦の相手にもかかわらず、１球目から攻撃的に振っていく。その理由を問われたイチローは「そんなこと、言えるわけないじゃん」と乗ってこなかった。

　それまでの３打席は、いずれもバットの芯をわずかに外されて凡退。残り試合は１６で、１１年連続２００安打まであと３２本。達成には１試合２安打が必要と、苦しい状況に変わりはないが、いつも通り最善を尽くす。（共同）