福留 つなぎの3安打 2番定着後はイ軍4勝1敗

[ 2011年9月4日 06:00 ]

<ロイヤルズ・インディアンス>7回、左前打を放つ福留

ア・リーグ インディアンス5―4ロイヤルズ

(9月2日 カンザスシティ)
 インディアンス・福留が3安打で勝利に貢献した。

 初回、3度目の対戦となった技巧派左腕チェンのカーブを捉え、右翼フェンスを直撃するチーム初安打。打球が強烈すぎて単打となったが「芯を食ったけど、打球を追いながら(ボールが)回転していないのが分かった。(フェンスは)越えないと思った」。その後に後続の適時打で先制のホームを踏んだ。3回に右前打。7回には左前打と広角に打ち分けた。5試合連続で2番で出場し、5試合連続安打。チームも4勝1敗と、34歳はつなぎの打順にフィットしている。

 逆転優勝への切り札として、7月末にカブスから移籍。全28試合に先発出場した8月は打率・293だったが、9月(10月を含む)はメジャー過去3年間で通算打率・198。それを乗り越えなければ、自分の存在意義も逆転Vもないことは理解している。首位タイガースとは依然5・5ゲーム差。「毎日が充実している。優勝争いなんて、まだ早い」と笑うが、勝負時に入ったことは誰よりよく分かっている。

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2011年9月4日のニュース