「相双福島」 7回コールドで公式戦初勝利

[ 2011年9月4日 06:00 ]

 秋季高校野球福島大会の相双地区敗者復活1回戦で3日、東日本大震災による福島第1原発事故の影響で部員不足に陥った双葉、原町、相馬農の沿岸部3校による合同チーム「相双福島」が、8―1の7回コールドで浪江を下して公式戦初勝利を飾った。

 2回に先制されたが5、6回に4点ずつ得点して試合を決めた。田中巨人(なおと)監督は「なんとか勝てました。ホッとしています」。計13人の部員で相馬農の校歌を高らかに歌い上げたが、4日、県大会出場を懸けた双葉翔陽との一戦に勝てば双葉の校歌を歌う予定だ。原町の小野田は「原町の校歌を歌うまで負けられない」と意気込んだ。

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2011年9月4日のニュース