黒田はドジャース残留を明言 トレード拒否権を行使

[ 2011年7月31日 09:37 ]

 米大リーグ、ドジャースの黒田博樹投手(36)は30日、トレード拒否権を行使してチームに残留することを明言した。「1年間ここでやると決めたので、それを全うしようと思った」と話し、代理人を通じてトレード拒否の意思を球団に伝えたことを明らかにした。

 大リーグでは31日がウエーバーを経ずにトレードが可能な期限。ヤンキース、レッドソックスなどが獲得に興味を示し、トレード拒否権を持つ黒田の対応が注目されていた。

 黒田はドジャースとの3年契約が昨季で終了し、1年で再契約した。今季は打線の援護に恵まれず6勝13敗ながら、防御率3・11と好投を続けている。チームがナ・リーグ西地区の4位に低迷していることから、優勝争いをする他球団が獲得を狙っていた。

 ▼黒田の話 プレーオフのマウンドを経験してるだけに、そこの魅力というのは当然あった。特に勝てない状況がずっと続いているので、投手である以上は勝ちたいし、そこですごく葛藤があった。けれど、やっぱり1年間ここでやると決めたので、それを全うしようと思った。(共同)

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2011年7月31日のニュース