連敗ストッパーだ!楽天 ドラ1塩見が初登板初勝利

[ 2011年5月5日 16:18 ]

ソフトバンク戦で、プロ初登板初勝利を挙げた楽天の塩見

パ・リーグ 楽天4-0ソフトバンク

(5月5日 ヤフードーム)
 楽天はドラフト1位ルーキー塩見が初登板初先発で初勝利を挙げ、連敗を3で止めた。6回を4安打無失点。試合を締めたサンチェスが誤ってウイニングボールを観客席に投げ入れてしまったが、白球が手元に届くと22歳は笑みをこぼした。

 初回に2点を先制したその裏、塩見は味方のエラーなどでいきなり無死一、二塁のピンチを背負った。それでも松田を遊飛、カブレラ、小久保を連続三振とクリーンアップを討ち取り波に乗った。

 「とにかく腕を振って思い切り投げることを心がけた」。左腕から繰り出す切れのあるストレートと変化球。ソフトバンク打線を6回4安打無失点に抑えての初勝利にも「チームの連敗をいい形で止められた。これにおごらず日々練習したい」。地元の青森・八戸大からドラフト1位で入団した22歳がローテーションの一角に名乗りを挙げた。開幕ローテーションは全員が右腕だったチームで貴重な左の先発。斎藤(日本ハム)らと争う新人王について「いい選手がたくさんいるけど、最終的には勝ち取りたい」と話す。

 打っても楽天は初回1死二塁から中村、山崎の連続適時二塁打で2点を先制。7回に1点、8回にも1死三塁から山崎が猛打賞となる左翼線への適時二塁打を放ち1点を追加し、ルーキーを援護した。

 ソフトバンクは楽天の塩見ら4投手の前に打線が沈黙。連勝は3でストップした。

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