2度の犠打失敗で崩れた星野野球…3連敗で貯金0

[ 2011年5月5日 06:00 ]

<ソ・楽>6回一、二塁、代打の平石はバントを失敗

プロ野球 パ・リーグ 楽天2-4ソフトバンク

(5月4日 ヤフーD)
 楽天・星野野球の象徴は送りバント。この試合前まで25回企画して24回成功だったが、この試合は重要な場面で2度失敗した。1点差に追い上げた6回無死一、二塁。星野監督はルイーズに代え、犠打要員として平石を代打に送った。しかし、内角高めの直球を2度ファウル。追い込まれてバスターで空振り三振を喫した。

 「僕のせい。(送りバントを)できなかったことが全てです」と平石。内角高めの直球は飛球になりやすく、打球の勢いを殺すことが難しい。球威に負けないためには力が入るように腕を伸ばして体の前でしっかり当てる。だが平石には工夫が見られず、星野監督は「ボールを怖がっとるからファウルになる」と厳しく指摘した。

 指揮官は7回無死一、二塁でも中村に送りバントを指示。5回に2点適時打を放った3番にも走者を進めることを優先させたが、最悪の併殺打で万事休す。3連敗で勝率5割に戻った。春季キャンプでは徹底したバント練習をこなし、それがこの試合前まで2点差試合が8勝2敗という接戦の強さに出ていた。チーム総得点50はリーグ最少タイ。指揮官は「今までうまくいってたのに」と犠打の重要性を再認識していた。

 ▼楽天・永井(6回1/3を投げ8安打4失点で今季初黒星)立ち上がり(初回に3失点)が課題。

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