尾藤氏の通夜に1800人…星稜の山下総監督の姿も

[ 2011年3月8日 20:47 ]

祭壇に飾られた和歌山・箕島高元監督の尾藤公氏の遺影

 高校野球の和歌山・箕島高監督として1979年の春夏連覇を含む4度の甲子園大会制覇を果たし、6日に68歳で死去した尾藤公氏の通夜が8日、和歌山県有田市の斎場で営まれ、教え子で元プロ野球西武監督の東尾修氏ら多くの関係者が参列し、甲子園を沸かせた名監督の死を悼んだ。

 通夜には約1800人が参列。花に囲まれた祭壇の中央には白いワイシャツ姿でほほ笑む尾藤氏の遺影が飾られ、参列者は長い間選手を見守ってきた「尾藤スマイル」に手を合わせ、しのんだ。東尾氏は「いつかは覚悟しないといけないと思っていたが…」と声を詰まらせた。

 尾藤氏が率いた箕島高は79年夏、石川・星稜高と延長18回の激闘を繰り広げた。斎場には当時の試合の映像が流され、参列者に星稜高の山下智茂総監督の姿もあった。

 葬儀・告別式は9日正午から行われる。

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