名球会 一般社団法人へ組織一新で再出発

[ 2011年3月8日 06:00 ]

 日本プロ野球名球会(王貞治会長=ソフトバンク球団会長)が一般社団法人へ組織を一新し、再スタートさせたことが7日、分かった。理事長に王会長、副理事長には柴田勲氏(野球評論家)が就任。新たな理事として長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督)ら5氏が入っており、12日に都内で行う理事会で今後の事業活動などを話し合う。

 名球会は昭和生まれのプロ野球選手およびOBを会員とし、日米通算記録が投手は200勝または250セーブ、打者が2000本安打以上が参加資格。「社会の恵まれない人たちへの還元と日本プロ野球界の底辺拡大に寄与する」ことを目的に78年に発足した。これまで会社組織としてサイン会や野球教室など活動してきたが、関係者は一般社団法人化について「より一層、社会貢献に寄与していくとともに積極的に事業へ取り組むため」と説明した。既に2月12日の臨時株主総会で設立が承認され、これまでの株式会社は清算手続きに入っている。新たな組織でこれまで以上に幅広い活動を行っていく。

 ≪親睦的態度禁止を徹底≫日本プロ野球組織(NPB)と実行委員会は7日、グラウンドでの親睦的態度禁止の徹底について12球団の監督、コーチ、選手及び審判員へ文書で通達した。1日の実行委で「グラウンド上でユニホーム着用者が相手チームの選手と親睦的態度をとること」を禁じる野球規則3・09を厳格適用することを決議。これを受けての通知で、3・25開幕までに12球団と審判員で周知徹底する。

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2011年3月8日のニュース