不発打線にカツ!原監督「ブワッ」と5分間打撃講座

[ 2011年3月8日 06:00 ]

練習前に円陣を組み打撃指導をする原監督

 ゼロじゃダメだ。巨人・原監督が、いまだオープン戦本塁打0本の打線にカツを入れた。

 札幌からの移動後、ヤフードームでの全体練習。左翼にできた円陣で指揮官はバットスイングのしぐさを繰り返した。「ブワッ」「ドーン」と大きな声を交えて5分間の打撃講座。内容については「ジャイアンツの一員になったら分かるよ」とけむに巻いたが、持ち味の一発が出ないナインへの意識改革だった。

 オープン戦開幕から8試合を消化し、本塁打0は阪神と巨人だけ。最近では08年の10試合に次いで1本までが遠い。昨年49発だったラミレスは「金属バットを使っても今年は40本打つのは難しい。30本くらいが本塁打王のラインになる」と今季導入された統一球の影響を指摘した。

 その統一球対策の副作用だった。2月の宮崎キャンプでは初日に全選手参加の夜間バント練習を実施。通常メニューにもバント、右打ちの時間を設けチーム打撃を徹底した。一方で、各打者のスイングがこぢんまりとまとまった。ある選手は「もっと大きく振っていけといわれました」と指揮官の指導を説明。思い切ってバットを振り切ることが強調されたという。

 前夜も日本ハム・斎藤に3回無失点に抑えられるなど零敗。8日から広いヤフードーム2連戦で、豪快なスイングの復活に期待だ。

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2011年3月8日のニュース