能見 変化球封印も…初日から71球

[ 2011年2月2日 06:00 ]

ブルペンで力投する能見

 阪神・能見がキャンプ初日から、捕手を座らせて71球を投げた。「変化球はストレートをしっかり投げられるようになってからです」とスライダー、フォーク、チェンジアップなどの変化球は、あえて封印した。

 真っすぐが投手の生命線であることは明白だが、今季はチェンジアップの比率を増やしたい考えがある。緩急を駆使するためのチェンジアップは逆に、ストレートの精度が低ければ生きてこない。練習試合、オープン戦の早い段階から結果を求められることはない分、自らの確固たる考えに基づいた始動となった。

 「気がつけば長くなりましたね」

 ピッチング以外にもランニング、ウエートトレを積極的にこなした左腕。球場を後にしたのは午後5時すぎだった。

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2011年2月2日のニュース