山口　大家参考に“ちょい悪守護神”変身

自主トレを公開した横浜の山口は、ちょい悪守護神への変身を誓った

　横浜・山口が「ちょい悪守護神」への変身を誓った。

　静岡県裾野市運動公園で佐藤、松山らと行っている自主トレを公開し「研究もされるし、要はだまし合い。わざとクセを出して違う球を投げたり、いろいろ工夫していきたい」と強気で押す投球スタイルからの進化を宣言。チーム内には大家、三浦、清水ら駆け引きにたけたベテランが多いだけに「大家さんとか見ていて本当にうまい。勉強して参考にしたい」と話した。

　昨季は３０セーブをマーク。今季は相手球団から徹底的に研究されそうだが、新球習得やフォーム改造ではなく「自分のフォームの中で打者を崩す」と小技を磨く。佐々木主浩氏の球団記録（年間４５セーブ）にも「やるからには超えたい」と意欲。２３歳の年齢に似合わぬちょい悪宣言だったが「目標は防御率０・００。成功率にこだわる」と掲げた威勢いい目標には若さがあふれていた。