清田「わくわくしている」気後れなく挑む2年目

[ 2011年1月12日 18:35 ]

 新人ながら昨年は夏場以降にレギュラーに定着し、日本シリーズでも堂々とプレーした。「2年目のジンクス」に挑むロッテの清田に気後れはない。「一日でも早く試合がしたい。わくわくしている」と無邪気に笑う。

 1年目の鮮烈な活躍があっても、レギュラーは確約されていない。外野は両翼がサブロー、大松で固まっており、中堅を岡田、荻野貴、新人の伊志嶺(東海大)らと争う。ライバルはみな足を武器とする。「アピールしないといけない立場」と危機感を持つ清田は「自分は打撃で負けたら試合に出られない」と持ち味の打力を磨く。

 オフは大松らと沖縄で合同練習を行い、野球漬けの日々を送っている。昨年の経験を踏まえ、注意しているのは脱力。「いろんないい選手を見て、みんな軽く振っているように見えた。自分は振りすぎていた」。力みのない打撃を体に染み込ませようと、とにかくバットを振る。

 午前10時から練習を始め、昼食休憩などを挟んで終わるのは夜9時。9日に沖縄入りしたばかりだが、体重は早くも2キロ落ちた。22日まで無休で体をいじめ抜く。

 これまで積極的でなかった筋力トレーニングも、けが防止のために始めた。「試合に出て活躍したい」と口にする目標はシンプル。居場所を確立するところから清田の2年目が始まる。

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2011年1月12日のニュース