“頑固”斎藤健在 早くも1軍キャンプ参加決定

[ 2011年1月12日 16:46 ]

日本ハムの新人合同自主トレーニングで笑顔を見せるドラフト1位の斎藤佑樹投手

 日本ハムにドラフト1位で入団した斎藤佑樹投手(早大)が12日、千葉県鎌ケ谷市の鎌ケ谷スタジアムでの新人合同自主トレーニングでプロとして本格的に始動した。

 斎藤はノックで声を出して送球をするなど、初日の練習を楽しんだ。約4時間、体を動かし「気持ち良かった。やるぞという気持ちになった」と声を弾ませた。

 東京・早実高、早大とエースとしてチームを優勝に導いてきた。その右腕にとってもプロでの調整は未知の世界。それでも「大学でも1、2月は体づくりをしていた。大学とプロでは全然違うが、同じようにやっていきたい」と言い切る。

 アマ時代の指導者は口をそろえて、斎藤を「頑固」と評する。周囲に惑わされることなく、自分で考えてここまで進んできた。そのスタイルはプロでも変わらない。

 球場には約2500人のファンが集まった。早大時代、声援に応えることはほとんどなかったが、子どもたちから声を掛けられると手を振り返した。「早稲田の伝統や早稲田としての態度もあった。ファンサービスはこれからやっていきたい」。だが、同時に「まだ何も始まっていない。早く1軍で投げている姿を見てほしい」と言う。

 この日のスタッフ会議で1軍キャンプ参加が決まった。「合同と言っても自主トレの一環。これからだんだんとペースを上げていきたい」。そう話した目からは力強さが感じられた。

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