柴原 58%ダウン提示に年俸調停を申請

[ 2011年1月12日 06:00 ]

 ソフトバンクの柴原洋外野手(36)が11日、加藤良三コミッショナーに年俸調停を申請した。

 この日、柴原の代理人を務めている望月浩一郎弁護士がコミッショナー事務局を訪れ、申請書を提出した。受理されれば01年の日本ハム・下柳(現阪神)以来で7人目の調停となる。

 昨年69試合の出場にとどまった柴原は7日の2度目の交渉で、野球協約で定められた減額制限(1億円以上は40%)を上回る58%ダウンにあたる7000万円減の年俸5000万円の提示を不服としている。柴原は40%いっぱいの7200万円を要求しており、望月弁護士は「選手が承諾していないのに減額制限を超える提示は不当」と話し、出来高の割合が大きい新年俸システムが事前に十分な説明なく適応されたことも争点にする構え。この日、東京都内で取材に応じた柴原は「お金のことは代理人に任せている」と語るにとどまった。

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2011年1月12日のニュース