ツルツルにします!五十嵐、驚きの全身剃毛宣言

[ 2010年2月19日 06:00 ]

全身剃毛を宣言したメッツ五十嵐

 メッツの五十嵐亮太投手(30)が17日(日本時間18日)、驚きの全身剃毛(ていもう)を宣言した。マイナー時代の習慣から、大リーグでは半数近い選手が「アンダーヘア」も含めて処理をしており、ツルツルの状態となっている。今後は、ロッカールームで裸の付き合いをしていくだけに、米球界1年目の五十嵐は体を張ってメジャー流を導入する考え。郷に入っては郷に従えの精神で、身も心もチームに溶け込んでいく。

 五十嵐は本気だった。視線を下に落とすと「確かに邪魔ですよね」。日本時代は意識をしたこともなかったが、大リーグのロッカールームでは半数近い選手が下の毛はツルツルの状態だ。「みんなやっているんだから、僕もそるそる。そりますよ!」と右腕はアンダーヘアの処理を宣言した。
 郷に入っては郷に従え。大リーグ下部組織のマイナーでは、共同シャワーに加えてせっけんなども共用する。毛じらみ症など感染症予防のため体毛の処理は暗黙の了解となっている。メジャー昇格後もその習慣を続ける選手は多く、ロッカーでは背中の毛などを仲良くそり合う姿もよく見かける。五十嵐も「なるべく環境に慣れることが大事だし、少しでも溶け込んでいけたら」と、文化の違いを前向きに受け入れる方針だ。
 前日まで2日連続ブルペン入りしただけに、この日は投球せず。それでもブルペンに足を運んで投手陣を見学した。「見ることで自分もどうすれば成績が残せるか分かる」と話し、会話でコミュニケーションを図ることも忘れなかった。
 エンゼルスから加入し、五十嵐とセットアッパーを争うと目されたエスコバルにこの日、古傷の右肩痛が発覚。昨季4位からの巻き返しを図るチームにおいて、五十嵐にかかる期待はさらに増してくる。「毎日が楽しいですね。日本とはやっぱり刺激が違います」と目を輝かせた右腕。ピカピカになる下半身とともに、マウンドでの輝きもつかみ取る。

続きを表示

2010年2月19日のニュース