出た155キロ!楽天・モリーヨに“合格点”

[ 2010年2月19日 18:37 ]

紅白戦で最速155キロをマークした楽天・モリーヨ

 「155キロ」。楽天のスコアラーが構えたスピードガンに、この時期にはめったにお目にかかれない数字が出た。抑え候補の新外国人モリーヨが紅白戦で投じた1球だ。

 最終回の7回に登板した。先頭の藤井はバットをへし折って中飛に打ち取った。続く塩川は遊ゴロ。ここで練習のために走者を一塁に置いた状況で楠城と対したが、クイックもそつなくこなし、チェンジアップで空振り三振に仕留めた。
 米大リーグ経験もある右腕は「良かった。日本のボールの方が握りやすいね」と柔和な笑みを広げた。191センチ、98キロの長身から、力強い腕の振りで投げ下ろす姿は迫力満点だ。
 バットを折られた藤井は「クルーン(巨人)より球に重さがあるし、すごい回転が効いている。ストライクが入るのもいい」と降参の表情。佐藤投手コーチも「制球も合格点。期待に応えてくれるんじゃない」とうれしそうだ。
 モリーヨは「きょうは90パーセントぐらい。実戦を重ねれば、もっと速い球も投げられる」と頼もしい言葉を並べた。福盛と争うクローザーの座に向け、強烈なアピールとなった。

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2010年2月19日のニュース