岡田監督指定「今年大ブレークさせなあかん選手」

[ 2010年2月19日 17:52 ]

打撃練習に取り組むオリックスのT―岡田

 オリックス期待の長距離打者、5年目のT―岡田が徹底した打撃練習に取り組んでいる。連日の夜間練習や居残り特打に加え、19日は昼食時間を削って“ランチ特打”も。実戦さながらの打席で39スイング。5本の柵越えに飛躍の予感が漂う。

 大阪・履正社高時代に通算55本塁打を放ち「浪速のゴジラ」と呼ばれた逸材は、昨季ようやく芽を出した。2軍で本塁打と打点の2冠に輝き、終盤に昇格した1軍でも7本塁打。将来の4番候補に挙げる岡田監督は「今年大ブレークさせなあかん選手。打率はいいから(本塁打)30本打て」と期待する。
 「4番・一塁手」で出場する紅白戦は、ここまで11打数2安打で本塁打はないが「焦っていない。感じは徐々に良くなっている」と話す。左ひじをよりスムーズに運ぶ打撃フォームに取り組み中で「厳しいコースをファウルで逃げて甘い球をとらえる」と言う狙いだ。
 新登録名で臨む今季は、出番を増やすために外野守備にも挑戦中だ。9日に22歳となった未完の大器が、決意のシーズンに備える。

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2010年2月19日のニュース