肌が合わないとキツい?日本ハム正妻の決め手は…

[ 2010年2月19日 07:18 ]

 【日本ハム担当・松井 いつき】

 18日に行われた韓国SKとの練習試合(名護)で日本ハムの大野奨太捕手(23)が、実戦で初めてダルビッシュの女房役を務めた。
 昨季は1度も実現しなかった同い年のバッテリー。2回3安打3失点の内容ながら「ブルペンとは全然違った。すごく勉強になった」と満足そうに振り返った。
 気温11度と沖縄らしからぬ気候。寒さに加えて連日の雨でぬかるんだマウンドと条件は悪く、さらにダルビッシュも今季初実戦でやや抑えめの投球。キャンプ中、大野はブルペンでは相手を務めていたが、実戦ではやはり勝手は違った。
 初回は先頭打者にいきなり右前打されながら、盗塁を阻止するなど無失点で切り抜けた。しかし2回には連続四球に加え、8、9番に連打を許すなど3失点と本来の投球にはほど遠い内容だった。
 サインに何度も首を振られ、プレートを外される場面もあった。「きょうに限ってはあまり合わなかったですね」とダルビッシュは複雑な表情を浮かべた。それでも大野は「きょうはいろいろ試したいと言っていたので、それを意識してやっていた。話して、お互いを理解して次につなげたい」と前を向いた。
 梨田監督は「ツル(鶴岡)にも(マスクを)かぶらせなきゃいけないし、まだ大野と決めたわけじゃない」と鶴岡と大野を最後まで競わせる方針を示した。女房役のイスを巡る争いからも目が離せない。

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2010年2月19日のニュース