阪神 首位キープもアニキ足踏み

[ 2008年4月9日 06:00 ]

<神・中>>5回2死一塁、二塁ゴロに倒れた金本は無念の表情

 【阪神3-2中日】阪神がリニューアルされた甲子園の初戦を、鮮やかな逆転勝ちで飾った。1点を追う7回、中日・中田を一気に攻略だ。

 先頭・矢野の左前打から1死一、二塁とし、打席には代打の桧山。試合中から気持ちを落ち着けることだけを考えていたという。「相手の方がしんどいと思いながら、余裕を持っていた」。阪神一筋、38歳の右前同点打に新井が続く。「桧山さんが食らいついてくれたので乗せてもらった」と7試合ぶりの打点となる左前タイムリーに声が弾んだ。さらに金本の三ゴロの間に1点を追加。「あのピッチャー(左腕小林)の配球ではあれが精いっぱいやったな」。1球ごとに無数のフラッシュが光る中、この日は3打数無安打1四球で2000本安打こそお預けとなったが、しっかり責任は果たした。
 チームは開幕4カードすべて初戦を制し、8勝2敗の好スタートを切った。首位キープに沸く虎党が待ち望むのは、アニキの大記録だ。9日の中日の先発予想はチェン。2年前、フルイニング出場の世界記録を樹立したメモリアルデーに、本拠地を狂喜乱舞させる。

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2008年4月9日のニュース