プロ初先発 オりが小松で勝った!

[ 2008年4月9日 21:40 ]

 【オリックス4―1ソフトバンク】プロ初先発のオリックスの小松が5回1失点で今季初勝利を挙げた。打線は1―1の4回に迎が右中間へ2点適時打を放つなどして援護。6回以降は継投で逃げ切った。ソフトバンクは3連敗で、今季初めて勝率5割を切った。

 ≪「魂込めて、投げた」2年目≫投手陣の配置転換で先発の駒不足を補う状況が続く中、2年目の小松がコリンズ監督の期待に応えた。今季は中継ぎで5度登板しただけだったが、プロ初先発のマウンドにも動じず、5回を3安打1失点。「魂込めて、投げた」という力投で、初勝利を挙げた。
 希望枠で入団した昨季は、わずか1勝。「苦しんだ経験を無駄にしたくなかった。絶対に自分が抑える、という気持ちだった」と気合を前面に出し、5回1死一、三塁のピンチも切り抜けた。右腕は「このまま先発枠に入れたらいい」と飛躍を誓った。

 ≪大隣初黒星「もったいなかった…」≫今季初黒星を喫した大隣は「もったいなかった」と、3点を失った4回の投球を悔やんだ。
 チームが同点に追いついた直後。チェンジアップが高めに浮き、ボール球が増えた。3四球で満塁とし、迎に勝ち越しタイムリーを浴びた。「あの回はテンポが悪かった」と唇をかんだ。
 とはいえ、杉本投手コーチが「1試合を任せられるようになってきた」と評価するように、この日も8回を3安打と力投した。左腕は「悪いなりに投げられたのは収穫。次、頑張る」と前を向いた。

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2008年4月9日のニュース