小結・熱海富士が三島巡業で凱旋 「三役になって帰ってこられたのがうれしい」

[ 2026年4月9日 21:50 ]

後輩に胸を貸す熱海富士(右)
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 大相撲の春巡業が9日、静岡県三島市で行われ、凱旋となった熱海市出身の小結・熱海富士(23=伊勢ケ浜部屋)が、満員の館内を沸かせた。3500人の地元ファンに三役となった姿を披露し、声援を夏場所へのパワーにした。

 県勢では96年ぶりの三役となって、少年時代に稽古を積んだ三島市に堂々の帰還だ。

 熱海富士は「地元の方々に三役に上がるとずっと言い続けて、達成して皆さんの元に帰ってこられたのがうれしいです」と感無量の面持ち。大歓声の中、「熱海プリン」の化粧まわしをつけて笑顔で土俵入りした。

 高安、琴桜と三役の四股を踏み、取組では若元春)とがっぷり四つで組み、土俵際まで追い詰めて寄り切った。

 9年前には、三島相撲クラブに所属しており、子供力士として三島場所の土俵に上がった。「当時はテレビに出ているお相撲さんと相撲が取れるだけでうれしかった」と懐かしみ、今回はクラブの後輩の子供たちに胸を貸した。逆の立場となり「後輩たちが続いてくれたら」と、第二の熱海富士が生まれることを期待した。

 熱海富士と相撲を取って「強いね」と声をかけられた宮代智尋さん(金岡小6年)は「幸せでした。重みがあって強かったです。次は本気でやってもらえるようになりたいです」と、角界入りして戦う夢を抱いた。

 熱海富士は春場所を9勝6敗で勝ち越し、夏場所は関脇昇進が確実。「番付は番付。自分が全力でやってついてくるもの」としながらも、原点ともいえる地で期待の声を浴び「僕ができるのは相撲を頑張ることだけ。少しでも番付を上げて皆さんに見てもらえればと思います」と気持ちを新たにした。

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