【玉ノ井親方 視点】低い前傾姿勢をキープし崩さない安青錦 幕内ではあまりいないタイプ

[ 2025年5月19日 19:33 ]

<夏場所9日目>千代翔馬(左)を押し出しで破る安青錦(撮影・郡司 修)
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 安青錦の良いところは、低い前傾姿勢をキープして、それを崩さずに取り続けられることだ。常に頭を相手の胸のあたりに置いて、上体を起こさない。組んでも離れても取れるが、押す時は徹底して押す。はたかれるのを警戒して、変に間合いを取るようなことがないから、リズムが一定で乱れがない。

 研究熱心なところは、師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)譲り。対戦相手が嫌がることをよく調べている。千代翔馬は差しても取れるし足技も張り手もあって、いなしもある。取りづらい相手だったと思うが、変則技を食らわないように千代翔馬の体を常に正面に置いて前に出続けた。

 幕内ではあまりいないタイプだけに、相手からすれば嫌な力士だろう。ただ、もっと立ち合いの当たりを速く厳しくすれば、安定感はさらに増すはずだ。
(元大関・栃東)

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