ママさんハードラー今季限りで…寺田明日香 9月世界陸上を「集大成」に 35歳“2度目の決断”

[ 2025年4月16日 04:45 ]

記者会見後、娘の果緒さん(右)と写真に納まる寺田明日香
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 陸上女子100メートル障害の元日本記録保持者で21年東京五輪代表の寺田明日香(35=ジャパンクリエイト)が15日、都内で会見し、今季限りで第一線を退く意向を表明した。9月に行われる国立競技場開催の世界選手権出場に向けて「集大成として臨む。(7月の選考会の)日本選手権は勝ち逃げしたい」と決意を口にした。

 「東京五輪くらいからずっとやめ方を探してきた」と悩み続け、自身のシーズンインを前に発表。「新庄戦法が良かったんですよ」とニヤリと明かした。06年シーズン序盤に突然引退を発表した現プロ野球日本ハムの新庄監督を引き合いに「みんなが試合を見に行った。新庄さんみたいにはなれないけど、私も先に言うことで、最後の本気の走りを多くの方に見に来てもらいたい」と語った。

 言わずと知れた明るい性格の“ママさんハードラー”。23歳だった13年に一度引退して結婚、14年に長女・果緒さん(10)を出産。7人制ラグビー挑戦を経て19年に競技復帰を果たした。その後は日本人で初めて13秒の壁を破る12秒97をマークし、自身の日本記録を2度更新。同種目のレベルを一気に引き上げた功労者は「陸上競技は私の人生を豊かにしてくれた」と語った。今季終了後は全国を飛び回り、後進育成に務める。

 会見では親交がある日本ハム・清宮幸がビデオメッセージを寄せ、会場には清宮幸の父・克幸氏も登場。果緒さんから花束を渡されるなどサプライズ満載だった。涙あり、笑いありの会見で「今は情緒不安定です」と目を赤くして話した。

 ◇寺田 明日香(てらだ・あすか)1990年(平2)1月14日生まれ、札幌市出身の35歳。小学4年で陸上を始め、恵庭北高時代は100メートル障害で全国総体3連覇。卒業後の08年から日本選手権3連覇。09年世界選手権出場。復帰後の19年は9月に12秒97の日本新記録を出し、10年ぶり世界選手権に出場。東京五輪準決勝進出。23年に3度目の世界選手権出場。自己ベスト12秒86。早大人間科学部通信教育課程卒。1メートル68、57キロ。

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