八村塁が代表離脱 パリ五輪バスケ男子に痛手…フランス戦で負傷 左腓腹筋の負傷と診断「早期治療が必要」

[ 2024年8月2日 11:35 ]

ウェンバンヤマと競り合う八村(右、ロイター)

 男子バスケットボール日本代表は2日、大黒柱の八村塁(26=レイカーズ)が負傷のため、チームから離脱すると発表した。31日のフランス戦後に左ふくらはぎに違和感を感じ、現地にてMRI検査を実施した結果、左腓腹筋の負傷と診断されたと発表。公式を通じ「AKATSUKI JAPANの一員としてプレーできたことを誇りに感じています」と思いを語った。

 日本代表は7月31日に1次リーグB組2戦目で開催国フランス(同ランク9位)と対戦。最終第4クオーター、70―72と大善戦していた日本だが、残り8分31秒で八村が2度目のアンスポーツマンライクファウルで退場。その後5分間の延長戦に突入し、死闘の末に90ー94と敗れた。試合後、左ふくらはぎの違和感を訴え検査した結果、左腓腹筋の負傷と診断された。

 八村は公式サイトを通じ、「怪我の早期治療が必要になったため、NBA/FIBAルールに基づき、残念ながらチームに帯同が出来なくなりました」とコメントを発表。「現地で応援してくれた観客の皆様、世界中のバスケファン、そして日本のファンの皆様、本当にありがとうございました」と感謝を伝え「チームメンバーと共に、日本バスケにとっても非常に良い試合ができたと思います。AKATSUKI JAPANの一員としてプレーできたことを誇りに感じています。日本代表はブラジル戦の勝利に向けて戦いに挑み続けるので、AKATSUKI JAPANへの応援をよろしくおねがいします」と呼びかけた。

 東野智弥技術委員長も「フランス戦後、八村選手は足に違和感を訴え、MRI検査を受けました。その結果、プレーに支障をきたすダメージが確認され、残念ながら次の試合には出場できないことが決定しました。その後、JOCならびに日本選手団の理解を得て早期離脱が決まりました」と報告。「八村選手はTEAM JAPANの各選手に思いを伝え、パリオリンピックを去ることとなります。彼が今後も良き仲間として頑張ってくれることを信じています。
パリオリンピックはまだ続きます。日本男子バスケットボールチームの勝利に向けて、引き続き熱い応援をよろしくお願い致します。日本一丸!」とメッセージを込めた。

 日本はフランス戦で1次リーグ連敗を喫したが、まだ大目標の準々決勝進出の可能性は消えていない。1次リーグ最終戦のブラジル戦に勝てば、他のグループの結果次第で決勝トーナメントに進める可能性がある。2日18時からブラジル代表(同12位)とのグループ最終戦に臨む。

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