横峯さくら「仕事と子育ての両立は大変」も 母は強し8位発進

[ 2024年6月27日 18:52 ]

女子ゴルフツアー 資生堂レディース第1日 ( 2024年6月27日    神奈川県 戸塚CC西C=6697ヤード、パー72 )

<資生堂レディースオープン初日>1番、ティーショットを放つ横峯さくら(撮影・会津 智海)
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 元賞金女王の横峯さくら(38=エプソン)が3バーディー、ボギーなしの69で回り、首位と4打差の8位と好スタートを切った。

 最終18番の5メートルのバーディートライは惜しくも左に外してパー。それでも、12番パー4で残り143ヤードの第2打を1・5メートルにつけてスコアを伸ばすなど、3バーディーを奪った。「ショットの状態がだいぶ安定してきた。チャンスにつくようになってきて、パッティングは自分の思ったところに打てている。今日はしっかり決めることができて、ノーボギーだったのでうれしい」と笑顔を見せた。

 ツアー通算23勝を誇る元賞金女王も今は38歳。一児の母でもある。今季は開幕からの2試合こそ予選を通過したが、その後は10試合予選落ち。しかし、宮里藍サントリー・レディースから3試合連続で決勝ラウンドに進出し、今大会は69の好発進と調子を上げてきた。

 ツアーにはキャディーの夫・森川陽太郎さんと3歳の長男・桃琉(とうり)くんと転戦。幼い子に癒やされる反面、母親としての世話もあり、切り替えも難しかった。転機は陽太郎さんから「戦えてないよ」と選手としての気構えが足りないと指摘されたこと。自らのプレーを振り返り、「ほんとに戦えてないな」と選手として覚悟を決めた。今は桃琉くんの日々の成長もあって、「オンとオフがしっかりできるようになった」という。

 「仕事と子育ての両立はすごい大変ですけど、今の時間って凄く大事」と、今後も託児所などを利用しながら家族でツアーを戦う。「今の若い選手たちがお母さんになったときの選択肢になればいい」と後進への思いを語りつつ、「もっとを上を目指したい。シードを取りたい」とアスリートの顔を見せた。

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