日本水連が活動自粛明けの平井氏に言及 五輪代表コーチ入閣に「制約はない。経験値は認めている」

[ 2024年3月6日 18:57 ]

平井伯昌コーチ
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 日本水連の金子日出澄専務理事が6日の常務理事会後に取材に応じ、日本代表コーチ、競泳委員としての活動自粛が2月末で明けた平井伯昌氏に言及した。パリ五輪の競泳日本代表にコーチとして入閣する可能性について「(日本代表に選ばれる)選手次第で、代表団の選考方針に従って決めることになります。そこに特別な制約はありません。経験値は十分に認めておりますので」と語った。

 平井氏は昨年7月の世界選手権後に日本水連の強化方針に不満を示し、日本選手団の解団前にチームを離脱。閉幕翌日のミーティングも欠席した。日本水連は倫理規定違反によるけん責処分を科し、昨年9月1日から今年2月末までの日本水連の強化事業と競泳委員会としての活動自粛を勧告。本人も受け入れ、昨秋のアジア大会、W杯などに同行していなかった。

 平井氏は五輪平泳ぎ2大会連続2冠の北島康介氏、16年リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介氏、21年東京五輪女子個人メドレー2冠の大橋悠依と3人の五輪金メダリストを育てた実績を誇る。

 競泳のパリ五輪代表は3月17~24日に東京アクアティクスセンターで開催される選考会で決定。平井氏の入閣は代表メンバーの顔ぶれ次第となるが、五輪へのピークの合わせ方を含めた指導ノウハウが日本競泳界にとって貴重な財産であることは間違いない。

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