【高校ラグビー】全国模試で英語1位の「文武両道」川越東・寺山が先制トライ演出「思いっ切り飛ばした」

[ 2023年12月28日 16:52 ]

第103回全国高校ラグビー1回戦   川越東22ー13倉敷 ( 2023年12月28日    花園ラグビー場 )

<倉敷・川越東>前半、石本の先制トライを生むラストパスを出す川越東・寺山(撮影・北條 貴史)
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 川越東(埼玉)が倉敷(岡山)を22―13で下し、3大会ぶり2度目の出場で花園初白星を挙げた。共同主将のプロップ寺山公太(3年)がWTB石本瑛(3年)の先制トライをアシスト。セットプレーでも持ち味を発揮し、2回戦進出へ貢献した。

 1メートル78、114キロのサイズを誇る寺山が、軽快な動きで花園1勝へ導いた。前半4分、敵陣ゴール前で右サイドへ鋭いロングパス。石本の先制トライを演出した。

 「(相手防御は)裏の選手の詰めが強かったので、裏経由で飛ばすより自分で直接飛ばした方がいいと思って、思いっ切り飛ばした。取り切ってくれると信頼してパスした」

 ラグビーは小学5年から始めた。父・裕樹さん(52)がアメリカンフットボール元日本代表選手だったため「父の影響でコンタクトスポーツに興味があった」という。父からリーダーシップや筋肉の使い方などを教えてもらいながら育った。母・順子(ゆきこ)さん(52)の手料理を食べ、恵まれた体格に成長。好物は「お母さん手作りのキャロットケーキ」と笑う。

 今年の全国模試は英語で全国1位になるほどの実力の持ち主。今春からはラグビーの練習と一日8時間の勉強を両立し、既に筑波大への進学が決まっている。

 次戦(30日)は光泉カトリック(滋賀)と対戦する。この日のプレーに満足することなく「まだまだ。ここからもっと修正していく」と寺山。文武両道の男が、2回戦以降も花園で大暴れする。

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