畑岡奈紗　惜敗2位も生涯獲得賞金日本人1位　藍超え！855万4845ドル

米女子ゴルフツアー　CMEツアー選手権最終日 （ 2023年11月19日    フロリダ州　ティブロンGC＝6556ヤード、パー72 ）

今季最終戦を2位で終えた畑岡（AP）
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　首位に並んで出た畑岡奈紗（24＝アビームコンサルティング）が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算24アンダー、264で今季最終戦は2位に終わった。それでも、賞金44万5000ドル（約6600万円）を得て、生涯獲得賞金は宮里藍を抜く日本勢最高の855万4845ドルとなった。67をマークした西村優菜（23＝スターツ）が通算14アンダーで13位。梁熙英（ヤン・ヒヨン、34＝韓国）が27アンダーで通算5勝目を挙げた。

　畑岡が今季初、通算7勝目を逃した。5番でバーディーを奪い、梁熙英に3打差をつけたまでは良かったが、13番でイーグルを奪われ逆転を許した。14番のバーディーで追いついたものの、16番でカラーから3打でボギーを叩き、17番はバーディートライがカップに蹴られ突き放された。

　王手をかけて臨んだ最終日は今季3度目。初日から首位を走ってきただけに、「後半はショットが左右にぶれてしまうところが多かった。チャンスにつけられなかったのが悔しい。本当に残り3ホールだった」と終盤の失速を悔しがった。

　それでも、この大会では21年以来の2位。「今年何回か最終組を経験できて、今日が一番自信を持ってプレーできた」と手応えも残った。高額賞金試合での好成績で、宮里藍の830万2365ドルを約25万2500ドル上回り、生涯獲得賞金は日本人トップに浮上。米ツアー参戦7年で安定した成績を残している証拠だ。1月には25歳となる。「一番頑張らないといけない時期。強くなって帰ってきたい」と来季へ誓いを新たにした。

　▼13位・西村優菜　最後（のバーディー）は気持ち良かった。シーズン序盤は難しい戦いが続いたけど、諦めずに戦えたことは収穫。（ツアー1年目。バーディー締めで67をマーク）

　▼16位・古江彩佳　目標はぼちぼちクリアできた。その面では“良し”な一年だった。（ツアー2年目はトップ10入り8度）