【関西大学ラグビー】京産大が初の3連覇に王手　広瀬監督「自分たちのラグビーを展開できた」

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節   京産大43ー28同大 （ 2023年11月19日    たけびしスタジアム京都 ）

＜京産大・同大＞後半、相手を振り切りトライを決める京産大・西浩斗（撮影・中辻　颯太）
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　京産大は43―28で同大を下して開幕からの連勝を6に伸ばし、同校初の3連覇に王手をかけた。一方の同大はワーストを更新する開幕6連敗で、現行の8校制となった1964年度以降では初めての最下位が確定し、Bリーグとの入れ替え戦に回る。関大は34―29で立命大に競り勝って5位に浮上。全勝対決となる最終節の京産大―天理大戦は12月2日に行われる。

　慢心を排除し、京産大が全力で名門を倒した。試合開始から36秒、敵陣でのパスミスを拾ったWTB西がインゴールまで駆け抜けて先制トライ。意地をぶつけてくる同大に苦戦しながら、FW陣の強さも生かして計7トライを奪った。元日本代表SOとして活躍した広瀬佳司監督は「立ち上がりから主導権を握って自分たちのラグビーを展開できた」と手応えを口にした。

　ここまで全敗の同大だが、試合前にフランカー三木主将は相手の伝統や歴史をチームメートに訴えかけた。「目標は日本一だけど、今日はそれを忘れよう。“打倒同志社”だった昔の俺たちに戻ろう」――。その言葉を胸に開幕6連勝。同校初の3連覇に王手をかけた。全勝対決となる天理大との天王山でも、ひたむきに戦う。　（西海　康平）