大関・豊昇龍の「186秒」異例の立ち合いの長さ 立浪親方は苦笑い「指導しておきます」

[ 2023年11月16日 18:55 ]

大相撲九州場所5日目 ( 2023年11月16日    福岡国際センター )

豊昇龍(右)が押し出しで豪ノ山を破る(撮影・中村 達也)
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 大相撲九州場所は16日、5日目の取組が行われ、大関・豊昇龍(24=立浪部屋)が平幕・豪ノ山(25=武隈部屋)に勝利し開幕5連勝を飾った。この取組で見せた、異例の立ち合いの長さが話題となっている。

 そんきょの姿勢に入り視線がぶつかり合った。その時間はなんと約「186秒」。

 片手をつく豪ノ山に対し“静止”状態の豊昇龍。固まり続ける大関を見ていったん手を引いた。行司からは「手を付いて」の声。豪ノ山は再び手を付くも豊昇龍は一貫して“静止”。「待ったなし」と行司から再び声がかかった。

 先に手を付き待つ豪ノ山に対し、ようやく豊昇龍が手を付くそぶりを見せ取組開始かと思われたが、ここでも付けずに立ち上がる。「仕切り直し」「待ったなし」と声がかかりようやく激突。豊昇龍が豪ノ山を押し出しで下した。

 NHKの大相撲中継に向正面の解説として出演した、豊昇龍の師匠・立浪親方(元小結・旭豊)は「立ち合い、手を付かないのはよくないですよね。帰ったらちょっと指導しておきます」と苦笑い。「気合が入り過ぎたっていうか…手が付けなかったのか、まだ嫌だったんでしょうね。立ち遅れましたね」と話していた。

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