フィギュアGPシリーズ　スケート・カナダ　男子は山本草太が初優勝　女子は坂本花織がV

初優勝に笑顔の山本草太（AP）
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　フィギュアスケートのグランプリ（GP）シリーズ第2戦スケートカナダ最終日は28日、カナダ・バンクーバーで行われ、男子はショートプログラム（SP）首位の山本草太（23＝中京大）がフリー3位ながら合計258・42点でGP初優勝を果たした。女子は世界選手権2連覇中の坂本花織（23＝シスメックス）がSPに続いてフリーもトップで、今季世界最高の合計226・13点でGP通算4勝目を挙げた。

　山本は序盤にサルコー、トーループ2本の4回転ジャンプを次々と成功。中盤は2度の3回転半にミスが出たが、終盤に立て直した。「不安、緊張があったが、演技中は楽しむことができた」と振り返った。

　16年ユース五輪を制した翌月に右足首を骨折。3度も手術を受けた「どん底」からはい上がった。昨季GPファイナル準優勝を足がかりに、シニア8季目にして念願のGP初制覇。「ブランクを取り戻すまで時間がかかった。まさかここまでも戻せるとは想像がつかなかった」と実感を込めた。