五輪6大会出場の飛び込み・寺内健が43歳で引退 日本選手権で競技生活に別れ「全ての方に感謝」

[ 2023年8月21日 18:18 ]

寺内健
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 水泳の飛び込み男子で夏季五輪日本勢最多に並ぶ6大会に出場した寺内健(43=ミキハウス)が、9月の「第99回日本選手権水泳競技大会飛込競技大会」をもって現役を引退することを決意した。所属するミキハウスから発表された。

 JSS宝塚スイミングスクールで小学5年生から飛込競技を始め、馬淵崇英コーチの指導のもとで成長。中学2年の日本選手権で当時最年少優勝を果たし、早くから注目された。

 09年4月に競技を引退してミズノで仕事に打ち込むが、再び現役復帰を決意して退社。11年からはミキハウスに所属して競技を再開した。96年アトランタ五輪に出場し、一昨年の東京五輪はシンクロナイズド3メートル飛板飛込で5位入賞を果たした。

 ミキハウスを通じ、以下のようにコメントした。

 「このたび、9月の日本選手権を最後に引退する決意をいたしました。

 1994年の日本選手権で初めて優勝して、私の飛込人生は大きく変わりました。オリンピックというものを意識し始めたのはこの頃です。そんな大きな想いがある日本選手権を最後の大会にできることを誇らしく思います。

 現役選手として43歳まで挑戦を続けてこれたのは、最後まで全力のサポートしていただきましたミキハウスをはじめ、馬淵崇英コーチ、家族、ここまで私に携わってくださった方々、そして応援してくださいました皆様のおかげです。その全ての方に感謝の想いとこれまでの競技人生の締めくくりとして、最後は自分らしく全力で飛び切りたいと思います。応援のほど、よろしくお願いいたします」

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