ネイサン・チェン「スケートは最後は戻っていきたい場所」 絵本出版イベントでフィギュアへの思い語る

[ 2023年7月31日 20:55 ]

都内でトークイベントを行うネイサン・チェン
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 国内各地で開催されている真夏の祭典であるアイスショー「THE ICE」に出演している北京五輪男子金メダリストのネイサン・チェン(24)が7月31日、自身著作の絵本「ウェイと金のスケートぐつ」(新書館から8月1日発売、ロレイン・ナム絵、すがのりこ訳)のトークイベント&お渡し会を都内で行い、ファンら約100人を楽しませた。

 絵本は3歳で初めてスケート靴を履いた主人公が、結果よりもスポーツの楽しさを見いだしていく物語で、自身のスケートがもとになっているという。今年初めに米国で発売された。出版した新書館「ワールド・フィギュアスケート」編集部の鈴木和加子編集長は「メッセージがシンプルだったので日本の人たちにもお届けしたいと思った。5歳から8歳向けの絵本だが、大人にも響く内容」と話していた。

 イベントの中でチェンは「今は人生を探っている状況が続いているが、スケートは常に私と一緒にあったもので、最後は戻っていきたい場所。いつも新しいプログラムや新しいアイデアも浮かんでいる。今後も続けていきたい」と語ると会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こっていた。愛知、日光、大阪で大好評だった「THE ICE」は8月2日から盛岡公演が始まる。

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