卓球の石川佳純が現役引退を発表「自分の中ではやり切ったという思い」「たくさんの夢を叶えられた」

[ 2023年5月1日 11:06 ]

石川佳純
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 卓球の石川佳純(30=全農)が1日、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。

 石川は「私、石川佳純は、4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました」と発表。「最後の試合まで、これまで通りに集中し全力で戦う為に、事前にお伝えすることができませんでした。今年に入ってからは、大会毎に『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み、今、自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です」とつづった。

 これまでの実績について「7歳で卓球を始めた私の、現役生活23年間にはたくさんの素晴らしい経験がありました。オリンピックではロンドンから3大会連続でのメダル獲得。全日本選手権では5度の優勝。そして混合ダブルスでの世界一。他にも思い出深い試合はたくさんあります。14歳から日本代表として国際大会に参加させていただき、長い間、世界のトップレベルで戦ったこと、たくさんの夢を叶えられたことを幸せに思います」とコメント。

 これまで選手として活躍を続けてきたことに「現役生活が長くなればなるほど、周りのサポートがあっての自分だという思いが大きくなりました。指導いただいたコーチ、トレーナー。長時間の練習に付き合ってくれた練習相手の方々、友人、そして家族。同じ気持ちで戦ってくれた私のチームに、心からの感謝を伝えたいです」とつづり、ライバルとなった選手たちや、スポンサー、ファンにも感謝した。

 石川は「これからまた新しいスタートとなりますが、卓球を通じて学んだチャレンジ精神を忘れずに、色々なことに挑戦していきたいと思います。たくさんの応援を、本当にありがとうございました」とつづった。引退の記者会見は18日に予定。

 ◇石川 佳純(いしかわ・かすみ)1993年(平5)2月23日生まれ、山口県出身の30歳。7歳で卓球を始める。中学3年の07年世界選手権で初めて日本代表入り。17歳だった11年に全日本選手権シングルスで初優勝。12年ロンドン五輪は団体銀、16年リオデジャネイロ五輪は団体銅メダル、19年東京五輪は団体銀メダルを獲得。1メートル57。

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