NBA各部門のタイトルホルダーが確定 得点王は2季連続でエンビード 渡辺も3P成功率部門で健闘

[ 2023年4月10日 09:44 ]

2季連続で得点王となった76ersのエンビード(AP)
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 NBAは9日にレギュラーシーズンの全日程を終了。個人記録部門のタイトルホルダーも確定した。

 得点部門では76ersのセンター、ジョエル・エンビード(29)が。初タイトルを獲得した昨季の「30・6」から数値を挙げて「33・1」で1位。2シーズン連続でNBAの得点王となったのは11人目となった

 リバウンド部門ではキングスのドマンタス・サボニス(26)が「12・4」で1位となり初のリバウンド王。サボニスは出場78試合で個人成績2部門に2ケタの数字を残す“ダブルダブル”を65回(うちトリプルダブルは14回)マークしており、これもリーグ最多となった。

 アシスト部門では76ersのジェームズ・ハーデン(33)がホークスのトレイ・ヤング(24)をわずかの差でかわして6シーズンぶり2回目のタイトルを獲得。ブロックショット部門は2シーズン連続でグリズリーズのジェイレン・ジャクソンJR(23)、スティール部門ではラプターズのOG・アヌノビー(25)が初めて1位となった。

 3点シュートの成功本数では最終戦のトレイルブレイザーズ戦でも6本を決めたウォリアーズのクレイ・トンプソン(33)がただ1人、300本の大台(301)に乗せて1位。成功率部門では、シーズン途中にクリッパーズからグリズリーズに移籍したルーク・ケナード(26)が49・4%で1位となった。シーズン途中まで50%以上を記録していたネッツの渡辺雄太(28)は44・4%。規定本数に22本不足しているものの、これはリーグ全体としては4位相当のアベレージだった。

 過去2シーズン連続でMVPとなっているナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチ(28)は得点部門では18位(24・5)ながら、リバウンドでは2位(11・8)、アシストでは3位(9・3)に入った。

 <各部門の上位>
 ▼得点
(1)ジョエル・エンビード(76ers=33・1)
(2)ルカ・ドンチッチ(マーベリクス=32・4)
(3)デイミアン・リラード(トレイルブレイザーズ=32・2)
(4)シェイ・ギルジャスアレクザンダー(サンダー=31・4)
(5)ヤニス・アデトクンボ(バックス=31・1)
 ▼総得点
(1)ジェイソン・テータム(セルティクス=2225)
(2)ジョエル・エンビード(76ers=2183)
(3)ルカ・ドンチッチ(マーベリクス=2138)
 ▼リバウンド
(1)ドマンタス・サボニス(ペイサーズ=12・4)
(2)ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ=11・84)
(3)ヤニス・デトクンボ(バックス=11・78)
 ▼アシスト
(1)ジェームズ・ハーデン(76ers=10・7)
(2)トレイ・ヤング(ホークス=10・2)
(3)ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ=9・8)
 ▼ブロックショット
(1)ジャイレン・ジャクソンJR(グリズリーズ=3・00)
(2)ニック・クラクストン(ネッツ=2・49)
(3)ブルック・ロペス(バックス=2・47)
 ▼スティール
(1)OG・アヌノビー(ラプターズ=1・91)
(2)ジミー・バトラー(ヒート=1・83)
(3)フレッド・バンブリート(ラプターズ=1・78)
 ▼FG成功率
(1)ウォーカー・ケスラー(ジャズ=72・0%)
(2)ニック・クラクストン(ネッツ=70・5%)
(3)メイソン・プラムリー(クリッパーズ=68・0%)
 ▼出場時間(シーズン合計)
(1)ミケル・ブリッジズ(ネッツ=2963分)
(2)アンソニー・エドワーズ(ティンバーウルブス=2802分)
(3)ザック・ラビーン(ブルズ=2742分)
 ▼出場時間(1試合平均)
(1)パスカル・シアカム(ラプターズ=37・4分)
(2)カイリー・アービング(マーベリクス=37・4分)
(3)ジェイソン・テータム(セルティクス=36・9分)
 ▼3点シュート成功本数
(1)クレイ・トンプソン(ウォリアーズ=301)
(2)バディ・ヒールド(ペイサーズ=288)
(3)ステフィン・カリー(ウォリアーズ=273)
 ▼3点シュート成功率
(1)ルーク・ケナード(グリズリーズ=49・4%)
(2)デイミオン・リー(サンズ=45・1%)
(3)アル・ホーフォード(セルティクス=44・6%)
 *渡辺雄太(ネッツ=44・4%)、八村塁(レイカーズ=31・9%)

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