春場所の十両は激戦必至!?幕内優勝経験者4人!史上初の元大関対決実現も

[ 2023年2月27日 06:00 ]

再入幕はならなかった朝乃山
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 日本相撲協会は27日、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表し、金峰山(25=木瀬部屋)と武将山(27=藤島部屋)、北青鵬(21=宮城野部屋)の3人の新入幕が決まった。

 初場所、西十両12枚目で14勝を挙げた朝乃山(28=高砂部屋)の再入幕はかなわず、東十両筆頭にとどまった。幕内から逸ノ城(29=湊部屋)と栃ノ心(35=春日野部屋)が陥落し、徳勝龍(36=木瀬部屋)が幕下から2場所ぶりに再十両昇進。これによって、幕内最高優勝経験者4人が同一場所の十両の番付に名を連ねた。

 過去に幕内優勝経験者のしこ名が十両の番付に複数人載ったのは、水戸泉(現・錦戸親方)と琴錦(現・朝日山親方)がいた00年夏場所~秋場所の3場所だけ。同一場所に3人以上いた例はなく、4人同時は当然ながら史上初となる

 大関経験者としては、栃ノ心が朝乃山以来7人目の十両陥落。こちらも同一場所に複数人が十両の番付に在籍した例はなく、2人同時は史上初のこと。朝乃山―栃ノ心戦が組まれれば、十両の土俵で史上初の元大関対決が実現する。

 史上最高レベルの激戦必至となる春場所の十両。幕内優勝や大関の経験者だけではなく、新十両の落合(19=宮城野部屋)にも大きな注目が集まる。幕下15枚目格付け出しデビューから史上初となる所要1場所で関取昇進を果たした“令和の怪物”は西十両14枚目。大勝ちしていけば、十両上位の朝乃山、栃ノ心、逸ノ城と対戦が組まれる可能性も。もしそうなれば、十両が史上稀に見る大注目の土俵となりそうだ。

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