大本命の朝乃山が2回戦敗退「来年は幕内で出たい」 大相撲トーナメント

[ 2023年2月6日 04:22 ]

朝乃山(右)が寄り切りで武将山を下した
Photo By 代表撮影

 コロナ禍で3年ぶりの開催となった第47回大相撲トーナメントが5日、東京・両国国技館で行われた。十両に出場した元大関の朝乃山(28=高砂部屋)は2回戦で敗退。幕内は平幕の大栄翔(29=追手風部屋)が初優勝した。

 初場所で十両優勝し、大本命だった朝乃山は北の若に寄り切られた。取組後は「来年は幕内で出たいですし、優勝を狙っていきたいです」と切り替えた。12日には地元・富山で後援会主催のパーティーに出席する。新型コロナの感染対策ガイドライン違反後、行事では初の里帰り。「まだ帰りたくない気持ちもありますけど、帰ってこいと声をかけてもらったからには、しっかりとあいさつをしたい」と話した。

 ≪大栄翔が初戴冠≫幕内で初優勝した大栄翔は「久々の大会で良い結果を残せて凄くうれしいです」と笑顔を見せた。3回戦では大関・貴景勝を寄り切りで撃破。「一番強い人に勝ったので優勝しないといけない」と勢いに乗り、決勝は関脇・豊昇龍を得意の突き押しで一方的に破った。初場所で10勝を挙げ、来場所の三役復帰が確実視されている。好調を持続させ「気持ち的にも良い流れで行ける」と弾みをつけた。

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2023年2月6日のニュース