葛西2位「日本に勇気」44歳9か月、最年長表彰台記録また更新

[ 2017年3月20日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ個人第24戦で2位となり、表彰台で笑顔の葛西紀明
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 ジャンプ界のレジェンドが快挙を達成した。ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は19日、ノルウェーのビケルスンでフライングヒルによる個人第24戦(ヒルサイズ=HS225メートル)が行われ、葛西紀明(土屋ホーム)が合計448・0点で2位に入った。昨年3月以来、約1年ぶりに表彰台に立ち、自身が持つW杯の最年長表彰台記録を44歳9カ月に更新した葛西は「まさか立てるとは思っていなかった。日本に勇気を与えることができてうれしい」と何度もガッツポーズを繰り返した。

 1回目に239・5メートルで5位につけた葛西は、2回目に241・5メートルを飛んだ。今季は助走姿勢や踏み切りのタイミングなどが乱れ、W杯では10位が1度あるだけと不調だった。しかし「好きだから、いい成績を出したい」と狙っていたフライングヒルの試合にベテランらしくきっちりと調子を合わせた。

 なお、葛西は18日の団体第5戦に日本チームの一員として出場し、6位だった。

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2017年3月20日のニュース