7人制代表前HCの瀬川智広氏 東芝新監督へ 冨岡HCは退任

[ 2017年1月15日 06:10 ]

トップリーグ最終節   東芝14―15 ( 2017年1月14日    秩父宮 )

瀬川智広氏
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 今季過去最低の9位に終わった東芝が、来季の新監督に元監督で男子7人制日本代表前ヘッドコーチの瀬川智広氏(46)の起用を固めていることが14日、関係者への取材で分かった。冨岡鉄平ヘッドコーチ(HC=39)は退任する。

 瀬川氏はコーチを経て07年に東芝監督に就任。2年目の08年度のシーズン終盤には所属外国人選手の相次ぐ不祥事で謹慎処分に追い込まれたが、チームは2季ぶりのリーグ制覇を達成。翌09年度に現場復帰して2連覇を達成し、在任4季で優勝2度の成績を残した。12年4月からは男子7人制日本代表ヘッドコーチを務め、昨年8月のリオ五輪では4位に導いた。

 東芝は今季、初の負け越しを喫するなど低迷。瀬川氏が率いた09年度を最後にリーグ優勝からも遠ざかっており、チームの再建は待ったなしの状況だ。同氏は7人制代表HC退任後は15人制日本代表やトップリーグを積極的に視察しており、リーグやチームの状況を熟知。来季15年目を迎えるトップリーグで、世界の4強に導いた手腕でタイトルを奪還する。

 ◆瀬川 智広(せがわ・ともひろ)1970年(昭45)10月21日、兵庫県生まれの46歳。明石西高からラグビーを始め、大体大を経て93年に東芝府中(現東芝)入り。スクラムハーフとして96〜98年度の日本選手権3連覇に貢献した。00年にコーチに就き、07年に監督就任。08、09年度にはリーグ2連覇を達成し、10年度限りで退任。12年4月に男子7人制日本代表のヘッドコーチに就任し、リオ五輪4位。1メートル70。

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2017年1月15日のニュース